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12月17日
独り言「東京を発って今日で23日目、3日ほど前からベイトが安定して入って来るようになったが、オオニベのバイトは無いし、明日は午後から帰京の準備をするので午前中なら出来そうだが、10時頃キャスティング釣具店の2人が到着するから、2時間ほど釣りは出来ても後片付けして迎えに行き、ガイドするとなると釣りに集中できないので実質今日が最終日だな。で、今の時刻は11:50か、目一杯やれても後5時間か」てな事を、ブツブツ呟きながらキャストを繰り返す。

そんな精神状態だが、グチの群れの中を鉄PANvibが通過している時は最大限神経を集中する。

ルアーがグチの群れから抜け無反応になった時、テップが突然弧を描く、逸れグチにスレ掛かりしたかと思った瞬間ロッドがベリーまで曲がる。

瞬時に合わせるとロッドがバットまで曲がり、ドラグが悲鳴を上げ最初は左(北)に少し走ったのでエイかとも思ったが、トルクとスピードが違う。


(ヒデさん提供)

そして12時の方向を目指して更に加速、この時点で80%“奴”だと思ったが、未だ確信は持てない。
※他のアングラーのファイトを見、自分のヒット経験則から、オオニベはヒットすると潮流に関係なく90%は右(南)に走り、残り10%は沖に走り、ロッドを叩く様な衝撃を受ける。


(ヒデさん提供)

ファーストランを何とか凌ぎ、止まったところでハンドルを回し距離を少し詰めると、再びドラグが悲鳴をあげセカンドランが始まり徐々に1時の方向に向きを変える。


(ヒデさん提供)

更に2時の方向に向きを変えた時点で90%の確立で“奴”だと確信! 押川さん、野辺さん、ヒデさんがサポートに!


(ヒデさん提供)

その直後、ロッドを叩くような衝撃を受け、弧を描いていたロッドが突然真っ直ぐになり全員「バレタか?」と緊張感が走った時、100%“奴”だと確信しガッツポーズ!

ヒデさんと始めて会った時(14日)、この様な状況時にどう行動するべきかをお話していたので、ヒデさんは思い出したのか、俺たちから離れ元の立ち位置に戻りキャスト再開。

これから先がヒデさんの真骨頂、大概のアングラーは先にヒットしファイトしているアングラーの事が気になり、集中してキャストを繰り返すのは難しい、だが、ヒデさんは周りからの雑念を消し集中し、オオニベをヒットに持ち込んだ。流石です!

セカンドランも凌ぎ心に余裕が出来た時、シマノのスポーツカメラの事を思い出し、サポートして頂いている野辺さんに軽くカメラの説明をして撮影を依頼。

俺は“奴”に負荷を掛けながら南下、“奴”が走ればドラグが鳴り、“奴”が止まればハンドルを回し距離を詰め、ドラグで“奴”に負荷は掛けるがブレーキ代わりに使わない。

ヒデさんが離れて5分ほど経過した時、野辺さんが、ヒデさんの方角を指差し「何かを掛けたようです」俺たちはヒデさんに注目!

押川さんが大きく手を上げヒデさんに合図を送ると、ヒットしたという合図が戻ってきたので、押川さんは駆け足でヒデさんのサポートに回る。


(ヒデさん提供)

ヒデさんも“奴”とファイト中。
この間も野辺さんの的確なアドバイスの下、“奴”との間合いを徐々に詰めていくが、サードランとは言えないまでも“奴”は未だ走るので決して無理は出来ない。

頭の中で一つずつチェック
1.PEラインは毎日釣り終えると塩抜きをして5m程カットし、替えスプールとチェンジしている。OK!
2.ラインの組み直しは今朝した。OK
3.このスプールのラインは10日以上使用しているが、オオニベに遭遇することも無かったので逆巻きを怠っていた。不安!
4.フックがどんな状態で掛かっているか分からない。不安!
5.がまかつトレブルフック#7MHの強度。

多少不安!
だが、驚くほど冷静で全く緊張感の無い俺「2年ぶりのヒット!この時空を楽しまなければ」と上記の不安と現在の心境が交差し、強引なファイトは控えた。

100m程南下した辺りで“奴”は止まり、苦し紛れに左右に動き始める、遂に動きにブレが出てきたと言う事はバテタ証拠!
ヒデさんが50m近まで接近して来たのでクロスするのではと心配したが、ヒデさんの方もどうやら止まったようだ。

滅多に見れないWファイトを動画で残したい欲望に駆られ、野辺さんにヒデさんの撮影を依頼。


(ヒデさん提供)

ヒットしてから15分ほどでゲット!! (100cm   8.9kg)


俺の方もクライマックスに近付いて来た、40mほど沖で十分に疲れさせ、浮いたところでブレーク付近まで寄せ、ブレーク付近で更に疲れさせ、寄せ波に乗せ最後は押川さんの協力を得てゲット。

ヒットしてから40分、撮影開始から30分後、押川さんはヒデさんのオオニベのサポートを終え、戻って来て今度は俺が掛けたオオニベの鰓に両手入れゲット!

押川さんおよそ15分間の間にオオニベ2匹ゲット!お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

野辺さん40分もの長い間、付きっ切りで適切なアドバイスを頂き、更に動画撮影まで依頼し恐縮しています。
野辺さんとは初対面でしたが、押川さんの友人でプレジャー・ボートを所有し、ショアー並びにオフショアーフィッシングを楽しまれているそうです。


(ヒデさん提供)

ジャクソン鉄PANvib26g、 フロントフックが上唇に、リヤーフックが下唇に掛かっていました。



ヒデさん御自分のオオニベを引きずりながら駆け寄る。
上 : 100cm     8.9kg
下 : 129cm   19.4kg



体にラインを巻き付けたようで、鱗の一部が剥がれ落ちていました。


(12:05ヒット 12:45ゲット)



俺のロマン(目標)に600g足りませんが、満足できる一匹でした。


(ウッドノブ入魂)

釣友だった故人が残した銘木で棟梁がノブを作り、故人が存命中オオニベ釣りに行きたいと言っていたので、オオニベ遠征の時だけ使用したハンドルノブ、目標に600g足りませんが永久保存する事にしました。殿堂入り!


(野辺さんプロデュース)



俺の希望でWブツ持ち記念撮影



フロントフック2本が少し伸びていた。強引なファイトをしていたら折れたかもしれませんね。

フロントフック : がまかつトレブルRB   #7MH
リヤーフック   : がまかつトレブルRB   #6H

全て終了した時間が14時近く、腹も減りランチバックの置き場所に戻ると、友草さんたちは釣り終えて帰られたようだ。

遅い昼食をしていると、昼前に中ニベを釣ったアングラーさんが近付いて来て、祝福の言葉を頂いたときは、改めてゲットできた喜びをかみ締めました。

今日オオニベをゲットできた事は、今回の遠征でかかわりを持ってくださった全ての方々のお蔭と、心から感謝しています。本当にありがとうございました!

※速報で最初19kgと公表しながら変更した訳は、俺のデジタル秤で計った時19kg以上がブレ、ハッキリ読み取れなかったので19kg以下をカットして公表しました。
後に、押川さんから電話を頂き「漁協で計ったら19.4kg有り、ヒデさんの方は8.9kgでした」と、連絡を受けたので19.4kgに変更しました。

ヒデさんのブログ
http://www.fimosw.com/u/hidehayashi1972

 と、1月21日発売された雑誌ソルト&ストリームを是非ご覧になっては如何でしょうか、当日の情景を違った視点で書かれています。

気象データー
12月17日(水) 長潮  晴れ  波予報1.5m
水温:15.8℃
干潮:21:11  07:55
満潮:02:36  14:11

タックルデーター
ロ ッ ド  : ダイワ モアザンAGS109MML
リール   : ダイワ  ブランジーノ3000
ノ  ブ    : 日光杉の瘤
ラ イ ン  : PE ウルトラジグマン1.5号
リーダー: クレハ シーガーグランドMAX10号
ル ア ー : ジャクソン 鉄PANvib26g
カ  ラ ー : コンスタンギーゴ

パート11につづく



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