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11月 14日(木)中潮 晴れ 波予報1.5m
日の出 06:11 日の入16:30
水 温 16.6℃
干 潮 07:48 / 20:36
満 潮 02:13 / 13:56
今日はプロトのテストでJACKSON社の河西さんと06:00に待ち合わせ、
04:30起床予定だったが02:30に目が覚め、テストの事を考え始めたら寝付けず、
04:30まで布団の中で過ごし、05:40宿を出る。
話しが数日遡りますが、11日ロッドを携えて帰宅、
PCを開くとジャクソン社の小山さんからメール。
内容は、俺にプロトのテスト依頼、釣行時に開発担当者を同行させて頂きたいとの事でした。
どうしたものかと思案しながら、PCを打ち始めると小山さんから電話。
小山「次の釣行予定は何時でしょうか、実は開発マネージャーの河西が、ご迷惑かと思いますが是非同行させて頂きたいと」
俺「13日と14日を予定していますし、迷惑とは思いませんがお役に立てる自信はありません」
小山「担当の河西に代わります」
河西「ご迷惑お掛けします、14日の釣行に同行させて頂けませんでしょうか?」
時間と待ち合わせ場所を決めて電話を切る。と、言うような事情で今日に至る。
待ち合わせ場所に向っていく途中、昨日釣れたポイント付近で下車し、
見に行くと既に3人の同業者が叩いている「昨日のポイントはバレテいた」
(静岡市から夜間走行して南房に到着)
待ち合わせ場所には既に到着されていた、お互い下車し挨拶を交わすと
「千葉は寒いですね」と、予想外の寒さに驚いていました。
昨日から急激に気温が下がったことを説明し、本題に入る。
河西「此れが発売予定のプロトです、会社では全員納得しているのですが、社外の方にテストして頂き、OKが出たら製品として出したいと思っています」
俺「多数のテスターがいると思いますが、ナゼ僕なのですか」
河西「おっしゃるとおり会議の議題に上がりました、小黒さんのブログ+釣果+その他の情報等を加味し、決めさせて頂きました」と、言う事で俺に白羽の矢が。
俺「買い被りですよ、ただの釣り好き親父ですから、期待しないでください」
わざわざ静岡から来たのに、出されたプロトは1本のみ、
根掛したら終わってしまう、スイミングテストが終わるまで実釣テストは出来ないと伝える。
河西「そうして頂けたらありがたいです、それまでは小黒さんの好きなように釣りをしてください」との事。
心の内で“もしかしてプロトのテストではなく、俺のテストではないか?”と、勘ぐってしまった。
そうと決まれば、昨日の状況と今日のポイントの説明をし、サーフに下りる。
(太陽は既に昇っていた)
サーフを見渡すと、北側に6人、俺好みのポイントに3人、手前に3人、
暫く様子を見るため適当なポイントでキャスト開始。
河西さんの刺すような視線、それが心地よい緊張に変わり自分との戦いが始まる。
手前の3人の中にライバルの小原さんが居て、既に40upのヒラメをゲットしていた。
小原さんと暫し談笑していると、北側に居た6人が引き上げて行く、
そろそろ頃合いかなと移動。
俺好みのポイント付近に着いた時、3人居た1人(Hさん)が引き上げてくる。
俺「どうでしたか」と釣果を尋ねると
H「あそこに居る人が40cm位のヒラメを2匹上げました」更に近付くと、
もう1人は棟梁でした。
棟梁に何時ころから始めたのか尋ねると、05:00から始めたそうです。
そうこうしているとライバルも来た“ヤバイ”ライバルは既に釣っているので余裕をかましている。
河西さん(長靴)を交え5人でキャストを繰り返すが、誰にも反応が無い。
“厳しい!乾いた雑巾を絞るような状況だ”
時間ばかりが経過し、ライバルがポイントを見切ったのか離れて行く、
やっと待望のバイト!合わせを入れハンドルを回す、
確かな生命感、河西さんに親指を立て合図を送りズリ上げて見ると・・・
25cm位の河豚でした。恥ずかしい~!
(しっかりフックを銜えワカシかと思いました)
更に、棟梁ともう一人のアングラーも帰宅、遂に河西さんと2人だけになったが、
俺好みのポイントを休めるために直にポイントには入らず、周辺でキャストを繰り返す。
ヒットしたがまた河豚、潮も引き根掛りするようになったので、
ピンテールチューンに替え俺好みのポイントに入る。
10分ほど経過した時、ヒット!
今度は間違いなくヒラメだ「ヨッシャー」と雄叫び、
昨日のヒラメに比べ圧倒的なパワー、
河西さんの方向に目をやると異変に気付き駆け寄って来た。
ブレーク付近まで引き寄せると、強烈な抵抗、
ヒョットするとシーバスか座布団サイズのヒラメかも知れないと思い、
ブレークから一気に引き上げず、暫く溜めてからズリあげた。
(ルアー製作者の目の前でゲットでき、最高の気分です)
ヒラメを見た時、嬉しくておもわずガッツポーズする俺を見て、
河西さんから心のこもった褒め言葉を頂き。ホッ!
データー:08:20ゲット、59cm、水温16.6℃、ジャクソンピンテールチューン27マジックグルピン
この写真を撮っているときに棟梁が現れた、
昨日、話を逸らしたお詫びにこのルアーをプレゼントしました。
(河西さん撮影)
久し振りのブツ持ち写真、撮る方も撮られる方も心から喜び合った瞬間。
その後、河西さんが手のひらサイズをゲットしたが、
俺の腕では、これ以上乾いた雑巾から搾り出す事は出来ず、
普段ならランガン開始するところだが、俺の仕事も半分終わったようなので、
終了し港へ移動。
堤防でプロトのテスト!!!
河西「遠慮なく駄目出ししてください」
サーフでは笑みを絶やさなかった河西さんが、
別人のような眼差しでメモを取り、質問してくる。
(許可を得て公開)
“未だ、名称、発売日は未定、サイズ9cm、ウエイト28g、お腹に御注目”
飛距離、飛行姿勢、スイミング姿勢、スイミングアクション、引き抵抗、
リフト&フォール時のバランス等々をテスト、
そしてカラーに対しての俺の考えを伝え終了。
相当工夫されているルアーです、率直に言って満足できる逸品です。
特に気に入った処は、レンジキープが出来るところです。
各メーカーから販売されているヘビーシンキングは、重すぎてボトムを引きずるか、
飛距離は稼げるがリトリーブすると浮き上がって来るかですが、
このプロトのようにレンジキープ出来るタイプは初めてです。
俺的には、フラットフィッシングの強力な武器になるような気がします。
テストを終えていつもの蕎麦屋さんで昼食、ご主人を交え釣り談議に花が咲く。
食後、河西さんもお疲れのようなので、午後からの釣りは止め、
御主人にお願いしていた発泡スチロールケースと氷を受け取り、
2匹のヒラメと海水を入れお土産として渡し、お互い帰宅の途に付く。
静岡から遠路遥々おいで戴きお疲れ様でした。
今日もニューロッドでゲット出来、宮崎遠征のメィーンロッドに決定。
追伸
18日、19日とプロトで実釣テストを考えていましたが、海が荒れるようなので中止し、遠征準備に本腰を入れることにしました。
タックルデータ
ロッド :ダイワ BRANZINO AGS10’10” MML
リール :ダイワ イグジストハイパーカスタム3012
ノ ブ :屋久杉
ライン :よつあみ ガリスウルトラジグマンWX8 PE 1.2号
リーダー:VARIVAS ショックリーダー 22Lb
ルアー :ジャクソン ピンテールチューン27 MBP