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前回の続き、後編
ライバルに60cmのヒラメを釣られ、ラインシステムの最後の締め込みでPEが切れ、
それを見ていたライバルにイジラレ、焦り始めた俺。
ライバルが釣ったヨサゲなポイントへ移動、二人の後方を歩きながら
「釣るなら今でしょう!今釣らないで何時釣るの」と心の中で呟きながら
闘争心をかきたてる。
北上時チェックしていた2番目にヨサゲなポイントが、潮位が下がった結果、
俺好みのポイントに変わっていた。
幸いにして、前方を歩く2人はそのポイントをスルーして行った。
20mほど立ち込んで一投目をキャストするが反応は無い、更に2投目をキャスト
10mほどリトリーブするとハンドルを回す左手が止まると同時にテップが入る。
まさかと思いながらも全ての動作を停止し反応を待つが・・・
無反応「やはり根掛か」ルアーを外そうとゆっくりロッドを煽ると少しだけ動いた。
“この時追い合わせを入れなかった為に後で冷や汗を掻くことになる”
ハンドルを回すとハンドルは重いが確実に回る、
だが、違和感を感じてスプールを見ると空回転。
かなりキツク締めていたドラグが空回転するので更に締め
ロッドをユックリ煽るとまた少しだけ動く、
“ちょうど根に生えた海藻にルアーが引っ掛かっているような感じ”
その引っ掛かりから外れたかのようにハンドルとスプールが連動して動き始めたが、
とにかく重い!!!
この時点で前回の座布団ヒラメを掛けた状況に似ていると気付く、
前回との違いは潮の流が殆んど無い事だった。
ヒラメを浮かそうとロッドを立て、慌てず慎重にポンピングをしながらハンドルを回す、
生命反応は余り感じられないが相変わらず重い。
ブレーク付近で激しく暴れだしたがロッドを立てていた事が功を奏し、
自ら浮き上がりブレーク越えをした、その時・・・
反り返り幅の広いお腹を見せた時は「アカエイか」と思ったが、
直後にドデカイ尾鰭が出た、水面で暴れるのを阻止する為この時からロッドを下げる。
ブレークを越えても勾配が無いのでまだ水位は有る、
その場に立ち止まり寄せ波に合わせてハンドルを回す。
足元まで来たことを確認し引率を始めると、
ヨブの様な水深20cm位の所でサザナミが消えた、
フッキング状態を確認すると、ルアーとの接点はテールフックのみ
「ヤバイ」と感じ、フィッシュグリップを取る為に目を離すことを避け、
ロッドを左手に持ち替え、右手をエラの中に差し込んでゲットしょうとしたが、
なかなかエラ蓋が開かない、抉じ開けようとしていたらラインが緩んだのか
フックが外れてしまった。
サッと血の気が引いたが、慌てずロッドを持ったまま左手で頭を抑え、
右足でボディーを踏みつけたら暴れだし口とエラ蓋が開いた、
その瞬間を見逃さず右手をエラに突っ込みゲット!冷や汗モノでした。
異変に気付き、小原さんがフィッシュグリップを持って駆け寄って来て下さったが、
その時には既に事は収まり、ヒラメの鰓に右手を差し込んだまま水中を引きズリ、
無事に砂浜へ引きズリ上げることが出来た。
計測すると84cmオヒョウかハリバットかと見間違うサイズでした
(一寸オーバーかな)
ライバルの小原さんから、祝福の言葉を頂き硬い握手を交わした時、
思わず雄叫びとガッツポーズが出てしまいました。
フラットフィッシングを始めて2匹目に釣れたヒラメが73cm、
ビギナーズラックで座布団サイズをモノにしましたが、
そのヒラメでフラットフィッシングにドップリ嵌り、
この近辺の海岸をホームグランドとして今日に至っています。
そんな訳で、ホームグランドでの座布団は2枚目になりました。
普段ですと、とりあえず砂を掘り埋めてキャストを再会しますが、
このサイズですと砂を掘ることも大変ですし、後の処理等を考えこの時点で終了しました。
途中から行動を共にしたアングラーと、別のアングラーが近寄り
「写真撮らせてもらっていいですか」と断りを入れて撮影、
「検量しましたか?」と尋ねられ
俺「車に戻るとデジタルスケールが有るのですが」
彼「これで良かったらどうぞ」俺と同じデジタルスケール差し出され3人で検量。
3人「デカッ!6.7kgもある!」
俺「どうだぁ~若者達、親父達の底力思い知ったか!」(爆)
彼ら「恐れ入り感服しました」と最敬礼。
彼らは続行したが、俺と小原さんはヒラメを持って駐車場に戻る、
当然というか不安的中、ヒラメがデカ過ぎてクーラーに入らない。
小原さんから「クーラーをお貸しします」と申し出がありましたが
「蕎麦屋さんにお願いしますから」とご辞退し、
とりあえず60cm×40cmの横型バッカン(フローティングベスト収納用)に入れ、
いつもの蕎麦屋さんに行く。
蕎麦屋さんのご主人とは10:00頃お会いしたが、そのときは未だノーバイトでした。
御主人「その後釣れましたか?」
俺「クーラーに入りきらないヒラメが釣れました」
御主人と御家族「また冗談を」と笑うだけ
詳しく説明し発泡スチロールケースをお願いすると、
昼の忙しい最中にもかかわらず快諾し、和田漁業組合事務所に連れて行って頂き、
一番大きいケースをチョイス。
ご主人が馴れた手つきでヒラメと氷と海水を入れ、
水漏れしないようにとガムテープを貼っていただいている間、
俺は何もせずただ見ているだけでした。
ご主人は、蕎麦屋さんのほかに、和田漁協で活魚専門の仲買人もされています。
店に戻ると棟梁も加わり、美味しい蕎麦を食べながらヒラメ談議に花が咲く。
お腹も釣り心も充分満たされ、宿泊する予定で来たが13:30帰宅の途に付く。
タックルデーター
ロッド :ダイワ MORETHAN AGS10’9” MML
リール :ダイワ イグジストハイパーカスタム3012
ノ ブ :玄圃梨(ケンポナシ)
ライン :PE1.2号
リーダー:VARIVAS ショックリーダー 22Lb
ルアー :ジャクソン アスリート14SSSGR
ウェアー:BAWOシステムフローティングベスト